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第10話 わらわは♂これで魔王をやめました(17)

 そう、安易に有り難く頂戴をして、その後二人は仲慎ましく、幸せに結婚生活を送るのだよ。

 この魔王城こと時間城で、父、前魔王、佐多名衛門の助(サタナエモンノスケ)殿と共に、家族仲良く子沢山……。



 そう、こんな文明社会からかけ離れた世界だから。夫婦二人がすることは、四六時中──子作りをするしかない。

 だから直ぐにこの漆黒の闇に覆われて陰気臭いお城の中も大変に賑やか。ワイワイと、騒めく、大家族仕様へと変化──変わり二人は仲良く暮らすのだ。

 でッ、その後は?


 この城の下界──。広大な土地を再度、新たな王、一樹と共に蹂躙し、統一──。この世に魔王健在を示し。再度人種の王や勇者と対峙──。

 これを新たな魔王一樹と女王ルシファーさまは撃破し。両国を統一して、己の夫一樹を皇帝へと導く、覇道に対して、今後は己の夢を夫婦仲良くしながら叶えてゆくことが。現魔王ルシファーさまはできるようになる。

 と、言うことはないかも?


 そう、ないかも知れないのだ。

 だって、一樹は、『では。お父さん。ルシファーさんを頂きます(パクン)』と、安易にもらい食べてしまうことをしない。

「えぇ、えええ~」と。

 彼は驚愕をするだけだからね。

 それが? 彼女の父が目の前にいることが原因……。



 と、言う訳ではなくて、他の理由でね。


 だから、さてさて、何だろうか? と、思うのだった。


 ◇◇◇◇◇

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