第1話 【王国 其の1】
せかへい 外伝23
著者：pirafu doria
作画：pirafu doria
第1話
【王国 其の1】
オーボエ王国。そこは何百年も続く王国であり、歴史は古代の時代から続いている。
王族は魔法文明の祖と呼ばれるマジーの子孫であり、神の力を受け継いでいる。
現在の王の名はルージル・フェリス。国民を大切にする立派な王であり、六人の子供がいる。
息子は三人、娘は三人。
第一王女はエリザベス。美しい女性であり、金髪の女性だ。冷静な判断力を持っており、固有魔法は自身の分身を作ることができる能力。
エリザベスは正義感の強い女性であり、固有魔法を使い王国の裏社会の住民を捕らえている。侵入捜査などをしていると言われる。
第一王子アルベルト。頑強は身体を持ち、例代の王族でもトップクラスの戦闘センスを持っている。その戦闘センスと固有魔法である身体能力を上げることができる魔法で、今の王国には彼に勝てる騎士はいないと言われている。
しかし、単純な思考の持ち主であり、物事を楽観的に判断してしまうところがある。
現在の王には認められているが、国民からの評価は少し低い。
第二王子はジョージ。アルベルトとは違い、生まれつき身体が弱く。病弱であまり外に出ることができなかった。しかし、頭がよく国の状態を見極める力もある。そして固有魔法は相手の感情を読み取ることができる能力で、相手の心理状況を知ることができる。
第一王女のエリザベスと仲が良く、協力して裏社会の人間を捕らえ、固有魔法を使い情報を得たりしている。
昔に比べれば今は身体の状態も良くなったが、あまり激しい運動はできない。それに運動のセンスもない。
第二王女はベアトリス。ワガママで自由な王女様。しかし、ジョージに似た固有魔法を持っているが、ジョージよりも細かな面まで知ることができて、それらにより人の悪意を知り、人との関わりを拒絶するようになる。
信頼している人物は限られており、特定の人間と自分の拾った動物しか信じていない。国民からは大量の動物を従わせているため動物姫と呼ばれている。
第三王女はモルモレッド。おっとりした性格で姉達に比べると静かなタイプである。しかし、行動力はあり、密かに行動を起こしていたりする。
固有魔法は一定範囲の人間を眠らせることができる。しかし、コントロールができないため使うことはない。弟以外には好かれていない。
第三王子はメロス。真面目で負けず嫌い。嘘をつくことのできない正直な王子。しかし、その代わり騙されやすく、ベアトリスにおやつを盗まれたこともあった。だが、彼自身はそれに気づいていない。
アルベルトに比べると運動能力は低いが、騎士と同等かそれ以上の力の持ち主。固有魔法は霧を作り操ることができる能力で、パワーではアルベルトに負けるが、戦術はかなりうまい。
