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第12話 誤解?(1)

「まっ、魔王めぇえええ~! し、死ねぇえええ~。し、死んでしまえぇえええ~。この裏切り者~。浮気者~。この人で無しがぁあああ~!」ッて、人ではなかった。この者、この男は……。魔王だってことをすっかり忘れていた。忘れていたよ。

〈ギュ! ギュ~!〉

「死ねぇえええ~。死ねぇえええ~。死んでしまえぇえええ~。勇者である私を性玩具(おもちゃ)……。性玩具(おもちゃ)にするだけして、貪り飽きたら。とっと捨てるのか? お前~。魔王は~? この~、ろくでなし~。浮気者~。男がぁあああ~。己の子種~。種付けだけしたらぁあああ~。もう私など用済み、用無し。とっとと捨ててぇえええ~。私以外の女~。メスの許へとお前はぁあああ~。あなたはぁあああ~。とっとと置き去りにしていくのかぁあああ~? 魔王~? 妃である私を捨ててぇえええ~」と。

 叫ぶ私ではあるのだが。魔王は隣の部屋で、変わった物に入り寝ていた。寝ていただけだった。

 それでも私は? 彼を許す気はない。ないから。魔王の首を絞める。絞めるのだ。自身の二の腕を使用──使用しながらねぇ。

 と、なれば?

 魔王は刹那状態へと陥る。陥るのだよ。

 こんな言葉、台詞を吐きながら。


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