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第10話 わらわは♂これで魔王をやめました(11)

 と、荒々しく。と、言うか? たぬきの御老体は苦笑いをしながら一樹へと、諫めるように告げる。

「えっ?」そして「うそ?」と。

 たぬきの御老体へと諫めるように告げられた一樹ではなく。麗しい魔王さまが、自身の父の一樹への諫めを聞き驚愕をするのだ。

 だって勇者見習いの一樹が、自身の容姿を気に入り、魅入っているのだと気がついた。

 と、言うのは、魔王さま自身も何となく察していたから。

 余りその件で彼女は驚愕をすることはないのだが。

 只一樹が自分に見惚れ、と、言うか? 惚れてしまっていると。今魔王さまは、自身の父であるたぬきの御老体こと。前魔王、佐多名衛門の助(サタナエモンノスケ)から出て台詞を聞き気がついたのだ。

 だから魔王さまは、己の目を大きく開けて驚愕をしたと言うことなのだ。


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