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第3話 ダークエルフとエルフのシャーマン(15)

 特にこのような、というよりも。只今殺伐とおこなわれている戦は、中世の戦争……。戦よりも未だ古い時代の古代戦なるから尚更だと思う。

 だって最初──。サラ率いるこの国の先方隊の勇み、果敢な漢戦士達の突撃なのだが。サラが率いる多種族混合の漢戦士達は、自分達よりも身体も大きく、武、力共に優れたミノタウロスの戦士達に大変に苦戦を強いられたのだ。

 特にサラが率いる漢戦士達は、この世界、大陸に多々いる種族──。ゴブリンやインプなどの小鬼と呼ばれる小人族と浅黒い肌や黒い肌を持つ人種の種族達がメインであり。武に秀でたドワーフや獣人族。大型種族であるオーガや獣人、オークの漢戦士達は、ほんの一握りなのだよ。

 だから最初の両者の激突は、ミノタウロスの戦士達よりも、サラ率いる漢戦士達の方が刹那──。

「うぎゃ、あああ~」

「ぎゃぁ、あああ~」

「うげぇ、えええ~」と。

 断末魔が多々放たれ聞こえたぐらいだからね。

 でもさ? それでもこの世界初の種族になるかも知れない。ダークな肌の色を持つ、ダークエルフのサラが果敢に……。

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