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第3話 ダークエルフとエルフのシャーマン(8)

 先陣! 先鋒の如く「クスクス」、『ケラケラ』と、妖艶な笑みを浮かべ、漏らしながら少女は恐れ慄くこともしないで、勇猛果敢に先陣を切って突き進む。

 だからだろうか?


 多種族混合の漢戦士達。サラの臣下、下僕達は、己の妖艶官能的、大変に麗しい容姿を持つ、ダークエルフのアマゾネスであり。姫巫女、シャーマン、主さまの為にと、死をも恐れずに漢戦士は、相手が巨人族の上に、獣人族、個人の力、武力、技量的に優れている敵であるミノタウロスの戦士達であろうとも怯むことなく。己の主サラさまの為にと、命を投じて突撃! 突撃──!

 憤怒! 怒号! 怒声! 罵声──!

 そして? 刹那の度に、己の口から絶叫──! 断末魔も交えながら。機械仕掛けの玩具のように突撃を何度も何度も決行──。自分達の仲間達、ツレ達の屍を乗り越え、繰り返してくるから。

 サラの先鋒対と対峙している勇猛果敢はミノタウロスの戦士達も徐々に押され……どころではないか?

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