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私の母は、少し周りと違う人だった。
人生の乗り越え方も人と違ったし、そもそもあの人に降り掛かること全てが本当にろくでもないことでしかなかった。

私が中2の冬、母は単身、、、
私と弟、妹の3人の子供を置いて北海道へと移り住んだ。

原因は2度目の離婚だった。

ほとほと疲れていたんだろう。
突然、私達を置いて出奔した。
弟妹はともかく、私はどこにいるのか分かっていたから〖幸せだったらいいな〗くらいにしか思って無かったけれど。

突然霧にまかれる如くいなくなった母を責める人間がいなかったことも、不気味に思ったくらいの凄惨な離婚劇だった。

そして出奔当時受験生になる直前だった私が高校を卒業する直前、母は帰ってきた。

笑顔で、空白の時間など無かったかのように帰ってきて

その翌日、自死を選んだ。

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