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第8話 扉の向こう(3)

 と、いうことはしない。

 まあ、いつもの一樹ならば平気で強打の一撃を入れ食らわすのだが。
 彼も漢だから女性……。



 特に若い女性で間違いないと思われる相手に対して酷いこと。荒々しい暴力を加えることは避けたのだ。

 だからできるだけ彼女と対話……。



 特に自身の目の前にいる大鎌の戟を振るい下ろした若い女性なのだが。これだけ一樹と至近距離に入れば、彼もいやおうなしに彼女の顔と容姿が、自身の持つ二つの瞳に映り確認ができるからね。尚更彼女……。



 そう、女神のような美しい顔を持つ彼女の雪のような白い頬に、赤や紫色をした腫れや痣を作るような暴力を加えたくはないのだ。

 と、いうか? 荒々しく物々しい行為を彼女におこなうよりも優しく抱きしめたくなる、だけではない。

 英雄色を好むと言われるように、一樹自身の彼女を強引であろうとも自分の物に……。



 そう、財産に加えたくなるほど美しい容姿を持つ女神のような。と、いうよりも?

 一樹自身と対峙している彼女の髪は漆黒の黒くて長い髪。肌は雪のように白く、瞳の色も彼女の荒々しい行為に似合いそうな紅蓮の赤。紅玉の瞳を持つ……。



 そう、一樹の住む世界のマンガ、アニメ、ライトノベルなどの小説に多々出演するヒロインの一人である女性魔王と呼んだ方が良いほど、妖艶、官能的な容姿。自身の身体から女性の色香。フェロモンを醸し出して発散できるような甲冑。彼女の優艶な肢体がハッキリと見てわかる、だけでない。

 妖艶、官能的な彼女の雪のような肌や大きな胸の谷間が所々曝け出しているような優艶な甲冑は、ワイバーンを模ったデザインをした大きな翼のある甲冑を彼女は官能的に装着しているので。

 いつでも漢戦士達……。


 そう、勇者と呼ばれる者達をいつでも虜、傀儡にすることが可能な女性なのだ。実際一樹自身も、魔王の如き容姿を持つ彼女の身体から発散される甘い香りに酔いしれ堪能している最中だから。美しい彼女に対して荒々しい行為はしたくない。




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