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第7話 扉の前の二人(1)

(何だ? この違和感……? いや、プレッシャー……。というよりも? 巨大な魔力と威圧感が、この部屋からする……。う~ん、もしかして? 部屋の奥に誰かいるのだろうか……? というよりも? 財宝を守護する強力なモンスターが部屋の奥にいるのかも知れ……? となれば?)」と。

 一樹は自身の脳裏……。自分自身の目の前にある巨大な黒き漆黒の両扉を見詰め……ではなく。

 彼は睨みつけながら思案をする。扉の奥からただならぬほど強力、巨大な魔力を彼は感じとった。

 だから和樹は、自身が着衣をしているヘルメットを脱ぎながら。ナス紺色のKawasakiZ400FXに跨る行為をやめて降りる。

 それも? 一樹自身の肩に乗り座るタヌキの御老体へと。

「爺さん? メイルへと変化を頼む!」と、嘆願。

 勇んだ様子で、一樹自身の肩にチョコンと座り。超ミニの電子タバコを吸いながら寛いでいるタヌキの御老体へと勢い良く言葉を発し嘆願する。

「えっ? なぜじゃ、一樹? どうしたのじゃ……?」

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