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第5話 盗掘者達の不思議な会話の方法?(3)

 でも彼? KawasakiZ400FXに跨り運転をしながら早きこと風の如く走る抜ける彼は、自身の肩に……。

 そう、先程から青年と会話をしていた彼が、『爺さん』と呼んでいた御老体なのだが。その御老体は、Z400FXを運転する彼の後部座席で大人しく座り搭乗をしている訳ではないのだ。

 先程も少しばかり触れた通りで、御老体は青年の肩に腰をおろして座っている。

 だから先程から二人。青年と壮年者二人の会話が聞こえるのに、集合管を装着したKawasakiZ400FX搭乗。運転をしている青年の容姿は何度も確認がとれるのに壮年の方。御老体の容姿が確認できないのは。青年の後ろ。後部座席の方へと視線をむけて凝視ばかりしていたから気がつかなかったようだ。

 でッ、今何故、御老体に気がついたかと申せばね。

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