第２話 何となく寂しい気がする夜？（１）
〈ザクザク〉
……ん？ 人の足音が聞こえてくる。と、いうか？ きたのだ。と、同時に？
「珍味屋さん、お疲れ～！」と。
僕は声を大にして女性に呼ばれたのだ。と、なれば？
僕の口から『わぁあああ～。ビックリした～』と、思わず声が漏れそうなぐらい正直驚愕をしたのだ。
だって？ 未だ農協の購買部の方に従業員の人達が残っているとは、僕自身も思っていなかったのだ。と、いうよりも？
僕自身が出店していた商品などの片づけを集中──。黙々と沈黙、黙り込んで作業をこなしている最中だったから。僕自身の近く迄、人が近寄る。接近をするまで僕は、彼女の足音に気がつかなかった、だけではなようだ？
どうやら？ 複数の人達が未だ農協の購買部の店内には残っていたようだ。
