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 第3話  【メタルハート 3話 圧倒】

 メタルハート 3


 著者:pirafu doria
 作画:pirafu doria


 第3話
 【メタルハート 3話 圧倒】




 二人は川の方へと走り出した。今まで茂みに隠れて、ゴブリンの様子を見ていたため、ゴブリン達には気付かれていなかったが、ここで気づかれる。



 ゴブリン達には木製の武器を持ち、二人を迎え撃とうとする。



 だが、両者を阻むのは巨大な川。



 ゴブリンもロウ達もお互いに川の方へと向かう。しかし、川の中心は深い。川の中で戦うことは避けたいのか。ゴブリン達には川には入らずに、川辺で待っている。



 そんな中、ロウは川に辿り着くと、走っていた勢いをそのままに飛び上がった。



 そのジャンプ力は高く。大きな川を飛び越えてしまうほどの高さだ。



 川の長さは馬車の5台分はある。そんな距離をロウは楽々と飛び越えようとした。



 しかし、川の中央を飛び越えているところで、川の中に黒い影が映る。それは大きく。ロウと六倍の大きさはある。



 その影はロウに近づくと、さらに大きくなり、水しぶきを飛び散らしながら川の中から大ジャンプしてきた。



 トゲトゲした鱗を持ち、人間の体すら貫通してしまいそうな巨大な歯を持つ魚系のモンスターだ。



 空中にいるロウには突然襲われたこの状況で対処することができない。だが、ロウは焦っていない。



 なぜならば、



 魚系のモンスターはロウに辿り着く前に、弾き返される。それはロウとは遅れてモンスターの襲撃を見てからジャンプしたアイサであった。



 アイサは両手で長剣を持つと、それで魚系モンスターを斬りつけたのだ。



 アイサが魚系モンスターと戦っているうちに、ロウは川を渡り切る。



 そして腰にある剣を手にすると、ゴブリン達に向けて、剣を向けた。



 ゴブリン達は木製の武器を手に襲いかかってくる。



 しかし、ロウは風のような速さで移動して、気がつけばゴブリン達の背後にいた。



 二匹のゴブリンがロウの奇襲でやられる。いつ攻撃したのか。ゴブリン達には理解できない速度であった。



 さらにそのままの勢いで三匹目、四匹目と仕留めていき、最後の一匹も簡単に倒した。



 ロウはハンカチで剣についた血を拭いていると、川の中から先程の魚系モンスターの死体が投げ飛ばされる。



 そして川の中からアイサが出てきた。



「そっちも終わったみたいね」



「ああ、どんな奴だろうと仕事だ。油断なく、全力でやらせてもらった」



 川から出てきたアイサにロウはタオルを投げた。



「戻るぞ。そろそろあっちの仕事も来てるはずだ」




 続く



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 魚系モンスターの名前って何が良いんだろ〜。

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