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妹の中の彼女(蛇足編11)

(ナレーター)・・・今日は桃花の存在について話をしようと思う・・・桃花は智也と祈織が出会ったばかりの頃に、一緒に遊んでいた公園に迷って来た犬が事故で亡くなり・・・神様になった後、智也達が前世に飛んだ時に桃花として伊織の双子の妹として・・・生まれた存在である・・・桃花は特別な存在で物に触れる事は出来るし、ボールが当たって目を回してた時の様に何かにぶつかる事もある・・・だが・・・桃花を見る事が出来るのは桃花の前世にあたる犬と遊んだ智也と祈織・・・後は神様を見る事が出来るほどの能力を持った蓮華、智也と祈織の娘の萌・・・後、能力が覚醒した後の珠と杏である・・・珠、杏、萌は桃花の事を桃花ママと呼んでいる・・・他の子供達は桃花が見えないけど・・・存在は知ってるので・・・桃花さんと呼んでいる・・・子供達がまだ小さい時に桃花は祈織と共に子育てを手伝ったので・・・子供達が見えない誰かが私達の世話をしてくれてる所を見て育ったのだ・・・最初は物が宙に浮いてたりしてるものだから・・・とても不思議な光景だった・・・そんな桃花だが筆談は出来るので・・・メモを使ってのコミュニケーションも取れる・・・桃花は精神年齢は若いので子供達の姉妹に近い存在だった・・・でも神様なので力を使って和也と三姉妹の事故を止めた様に・・・特殊な力も使えるのだ・・・でも力を使うとしばらく存在が薄くなり・・・物に触れられなくなったりします・・・ですが・・・それも時が経つと元通りになります・・・
・・・そんな桃花ですが・・・家族の誰もが桃花の事を愛してます・・・
・・・繭達も今は見えない桃花を大切に想って・・・家に遊びに来た時は必ず声を掛けてます・・・桃花は今は賑やかになった烏丸家の生活を幸せに感じてます・・・
・・・妹の中の彼女(蛇足編11)・・・[完]・・・

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