第20話 『魔王様』
数年後。魔王城にて、
「魔王様!! 勇者が魔法の森へと向かったらしいです!!」
「そうか。しかし、あそこにはあの人がいる」
魔王は椅子に座りながら昔のことを思い出す。
「あの人……ですか?」
「ああ、あの人は俺を魔王にしてくれた。だからこそ、俺はあの人を信じる」
魔王は外を見る。その先には見えることはないが、ずーっと先にあの人がいる。
私は彼が魔王になる。そんな夢を見ていた。
【後書き】
おしまい。
これでこの元四天王の私、勇者の息子が魔王になるため弟子入りしてきました。は終了となります!!
ここまでご覧くださり、ありがとうございました!!
これからも様々な作品を作っていくので、ぜひご覧ください!!