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雪が降る朝
彼女は出かけた
未来に向かって
ある日 彼女は言った
「未来へ向かう」と
夢である未来とは
何も分からない僕には
何も知らない
僕は何も知らない
未来とは何か
夢とは何か
僕には分からない
ただ僕は遠くへ行く彼女を見つめてるだけ。
彼女が何をしてるのか
彼女が何をしたいのか分からない
僕はただひたすら遠くへ行く
彼女を見つめているだけ
彼女は徐々に見えなくなって行く
彼女はどこへ行ったのかさえ
分からない
彼女は未来へ向かってるはずだ。
彼女が向かう未来とはどこなのか
僕には分からない
彼女に2度と会うことはないのだろう
彼女がどこへ行ったのか
僕には分からないのだから

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