バナー画像 お気に入り登録 応援する

文字の大きさ

六 神々のいたずら

「最近の白人社会と中国社会は、目にあまるものが、ありすぎですなあ」
「コーカソイドとモンゴロイドにテクノロジーを授けたの誰じゃったかのう?
 血の気の多い種族だからと、あれほど反対しおったのに、誰がテクノロジーを授けたんじゃ?」
「あのときは、みんなでそう決めたかと思いまする」
「まちがった判断をしてしまったな・・・」
「この辺で、方針を変えてはいかがか?」
「いかにか?」
「いつものように、指パッチンでござる!」
「おお!それは良い!」
「ではみなで・・・、」
 五人の宇宙神は銀河の縁から地球を眺め、バチン、と指を鳴らした。

 欧米諸国で太陽光線や照明を浴びた白人たちはみな黒くなった。
 太陽光が射さない南北極圏の白人は照明を浴びると黒くなった。
 黒くなった者たちは白くならず、子孫も黒いままだった。

 一方、中国を支配している一部の民族は、色素が抜けて、白くなった。
 地球上で白いのは、この民族だけだった。

 全世界の人々は、白人至上主義を掲げる者たちを、総攻撃した。

(了)

しおり