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 「話変わるが、クローンとかの噂聞いた事はあるか? ドッペルゲンガーみたいのでも良いから」
「八板さんそう言うの知ってます?」
「噂で良いならフリュエルだ。能力者の量産とかやってるって噂だけだが、自分を増やす能力者は少なからず居るが」
「機械の島ってんな事してんのか」
「あくまで噂だ」
「機械の島って何日かかるんだよ」
「その前にリクスに行かなきゃダメだから後回しになるだろ」
「リクスまでは 十二日か 途中ノーリスを寄ってだから、まずはそこまで三日か」
「ノーリスって暑いって聞くけど、暑いの苦手」
「うちの島より暑いんだってな……」

 手で冷気を放つ氷を作り、流移と篝に投げ渡した。

 「穴は開けといた 後は糸みたいなの通せば首元は冷える 少しはマシになるだろうから持ってろ」
「冷気を放つ氷か、凍らないんだろうな?」
「……凍ったらごめん」
「そう言うのは現地着いた後に渡してくれ」
「一旦返せ、外に薄い氷張っとくから使う時に砕け」

 三日も一緒には居られねぇっての いつ返されるのか分かんねぇし

 「一緒に来れないのか?」
「そんな所だ。 他にいる奴居るか?」」
「累」
「はい」
「お前じゃ無い」
「男の方と女の方でいいと思う 又は氷川と、えっと?」
「じゃあ氷川、初めて目覚めた島の名前は?」
「えっと、確か、オスクウェ? だった筈」

その返答を聞くと空気が変わり、少しぎこちなくなった。

「何か問題でも?」
「氷川、悪いんだが、大人しくしてくれるか。大人しく来てくれるなら悪いようにはしない、筈」
「?」
「とぼけてるって事は、記憶喪失?」
「又は洗脳でもされてんのか」

念のため愚者を使い確認したが何も変わらなかった。そしてその事を説明すると
人の声が聞こえてきた。

「良かったな。俺はココで別れる」

逆方向に歩きだすと肩と腕を篝に掴まれるも何も無いように歩くが、指パッチンの音がすると位置が変わり、流移達は前に居た

「だから来いってば」
「行っても途中で消えると思うぞ」
「いいから来い氷川累。悪いようにはしない。させないから来い」
「俺は他所から来た。けど途中で消えるんだってば」
「流移と結衣さんと俺の能力で逃しはしない」
「お前の能力隠すじゃ無かったか?」
「隠すだけど色々勝手が効くんだ」
「……そう言えばお前あの棒どうした? 棒三つに鎖付いてるやつ。戦いの時に使ってた」
「あぁ 俺の能力の一つなんだ」

何も無い所から三節棍を篝は取り出し、すぐに消した。

「能力の複数持ちなんて偶に居るが、お前程では無いな」
「お前の能力、隠者の能力に似てるな」
「能力を知ってるのか?」
「確か思い込み 障壁 棒 だったと思う」
「障壁は生まれてこの方使った事無い上に思い込みってなんだよ」
「よく分からない」

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