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心配

 「死ね‼︎」
「あの女、負けやがったのか」
「余所見すんじゃねぇ‼︎」

 累に注意が向いた隙に三節棍が足に抉り込み体制を崩した所で心臓に氷の槍を刺してそのまま心臓を凍らせた。
敵が動かない事を確認すると三節棍を使っていた男が倒れたが、累は世界を解いて女帝を借りて傷を癒した。

 トドメ奪っただけかよ 俺要らなかったな。 

 「助っ人助かったが、お前は何処のだ? フリュエルか、リクスか、オスクウェか」
「ただの通りすがりだ。只お前らの運が良かっただけだ」

 リクスって確かニーナ達がいる島だよな、でオスクウェって、アソコだよな…… ますます意味が分からなくなってきた 考えんのやめよう。コレは本当の事伝えた方が良いかもな。 コッチの方のリクス何て知らない。

 「出身は?」
「分かる訳ないだろうが日本」
「日本、日本かぁ……」
「仁の知り合い?」
「いや こんな奴知らない」
「俺もコイツ知らねぇ 後お前ソレ、鉄?」
「金属バット」
「凸凹だな 使えんの?」
「いっぱい殴ったからな、多分変えた方が良い。話変わるが空って奴知らねぇか? すぐどっか行っちまうんだが」
「悪いけど途中誰とも会ってない」

 死体と怪物以外だが 死体も死体で何でか真新しいって感じはしなかったんだよな あの時だってちょっと驚いただけで吐き気はそんなに

「そうか」

仁はため息を吐いて空を虚ろな目で見ていた。

「遺体はどうする?」
「死体を操れる能力とか有るから咲の力借りて無くす」
「死体を操れる奴が居るのか、仲良くなれそうに無いな」
「正直どう操るか分かんないがな」

死体動いてる所なんて見た事無いけどどう動くんだろ

二人の遺体を塔の能力で消した後、この島で起きた事を歩きながら聞いた。

「夏頃にあの怪物達が出た か」
「正直よく生きてたなって思ったよホント 秋に近かったから他の島なんて絶っ対行けないしな」
「篝の隠す能力でどうにか生き残ったが、死んだ人達が多いからな」

助けてくれなかったって言わないなんてな。 殴られる覚悟もしていたんだが、俺に比べて、強いな。

「隠す能力って便利そうだな」
「そのおかげで仇討ちしようと一人抜け出した時は本当に心配したんですからね‼︎」
「家族や友人の仇が居たんだぞ‼︎ 殺しに行くに決まってんだろ‼︎」
「確かにそんな奴居れば殺しに行くな」
「話分かるな強い方の累」
「ソレはソレとして何か手紙でも置いとけ 無駄に心配させる」
「どっちも同じじゃね?」
「自分の意思で行ったから心配すんなって分かるだろ」
「もっと心配するわ‼︎ 二度と会えなくなるでしょそんなんだったら‼︎」
「流移今日怒鳴ってばっかだな」
「誰のせいだと」
「代わりがいないから心配してくれてるんだな。 良かったな あんま心配させんなよ」
「コイツは俺が悪戯に引っかかりやすいからって理由だけだぞ絶対‼︎ いつもいつも俺にばっかりしかけやがって‼︎」
「だって面白いんですもん」
「あー ドンマイ」

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