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03


「想像力が足りないねぇ……」

 ルイの言い分にシンは、クスクスと笑っていた。
想像力……?式神を作るのに想像力も必要なのかしら?
 私は、きょとんとしながらもシンに尋ねてみる。

「ねぇねぇ式神を作るのに想像力が必要なの?
どうしたら私も出来るかなぁ?」

「別にそう難しくないぜ?
 頭の中に形をイメージして、それを紙に魔力を送り具現化するだけだからな」

 シンは、そう言うと1枚の紙を手に取った。
そして同じように紙に息を吹きかける。
 すると紙が光り出すと黒いカラスに形を変えた。

 目付きが鋭いカラスは、羽を広げて飛んだ。
わぁー凄い!!カッコいい……。

「カラスだ!!すごーい」

「イメージは……そうだな?
空が飛べる鳥や昆虫を選ぶ方が便利がいいぞ。
 それに、もし万が一に鳥族や探りに入れている奴らに見られても誤魔化せるからな。
 ルイは、想像力が足りないせいか、小さな昆虫になりやすいけどな」

 シンは、またからかうようにそう言った。
ルイは「うるさいですよ……」と文句を言っていたが。
 どうやら、そう難しくないらしい。
なら、私も出来るだろうか?

 そう思い私も紙を1枚取ると静かに息を吹きかけてみた。しかし、何の変化もない。
 あれ?おかしいなぁ……?
私は、もう一度やってみる。だが、やはり変化はない。
 何で?同じようにやっているのに……。

「お前の場合は、魔力の問題だな。
 ただ息を吹きかければいいって言う問題じゃない。
息に力を込めるんだが……こう精神力を一点に集めるように集中しろ」

「息に力を……込める?」

 教えてもらいながら、やってみるのだが上手く出来ない。
形になるどころか、光ることすらままならなかった。
 私には、式神を作る才能がないのだろうか?
しゅんと落ち込んでいるとルイが優しくフォローしてくれた。

「カレン。式神を作るには、それなりの魔力とコツがいります。
 本来正妖精みたいな能力の高い者しか扱えないので、幼いカレンが出来ないのは、当然なんですよ。
 まだ魔力だって習っていませんし……」

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