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こんな綺麗な女性が、シンの母親だと言っても誰が信じるだろうか？
そういえば若い人達が多いような？
妖精は、老けないとルイが言っていたが……。
するとその女性は、ポンッと音と共に大きくなった。
あ、大きくなったわ!?
どうやらシンの母親も正妖精らしい。
羽根が消えて大きい姿は、やっぱり外国人グラビアのようなナイスバディで綺麗だった。
「仕方がないだろ。俺は、ルイと同じで
カレンの面倒を見ないといけなかったんだから!!」
「カレン……？」
何故か私のせいにするシン。
そうしたら、そのシンの母親は、私を見てきた。
ビクッと反応してしまう。
ルイは、私を抱っこした状態でニコッと微笑んだ。
「お久しぶりです、シンシアおば様。
こちらがカレンです」
「久しぶりね……ルイ。まぁ、この子が？
転生者でキョウ様の娘として来た子は？」
私に近づきジロジロと見てくる。
綺麗な美女に間近で見られるとドキドキしてしまう。
凄い……美人だ。
まつ毛なんてバサバサに長いし、肌も透き通るように白い。シワなんて1つもない。
本当にシンの母親？と疑いたくなるような若さだ。
実際にいくつなんだろうか？
ドキドキしていると私を抱き上げて抱き締めてきた。
「まぁ可愛らしいわね。娘に欲しいぐらいだわ」
えっ……えぇっ!?
いきなり抱っこされたのにも驚きだが娘に!?
ゴツゴツした男性と違い柔らかい感触だった。
胸の弾力も凄い。
まるで母親に抱っこされたような感触だ。
「娘に欲しいって……何を言っているんだ？」
「あら、聞き分けの悪い息子よりも可愛らしい娘の方がいいに決まっているじゃない？ねぇ～」
呆れて言うシンを無視してそう言ってくる。
名前は、シンシアさんと言うらしい。
ねぇ～とニコニコしながら言われても困ってしまう。
私は、苦笑いするしかなかった。
ルイも苦笑いしているとシンは、ケッと舌を出していた。
どうやら、どら息子のようで母親は、それに苦労していると言ったところかしら？
何処の世界も同じなんだと分かりちょっとホッとした。
