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友達

「そう言えば上の名前いつまでなかったな、加美篠浩二(かがしの こうじ)って言うんだ、上でも下でも好きにしてくれ」
「僕はリュート、よろしく」
「私は、レンっていいます、能力は鏡を作っての反射です」
「能力までは言わなくていいだろ」
「必要な事だろ、まさかコイツら全員の能力」
「知る訳ないだろ」

浩二は絶句しながら交互に累と雄介たちを見た後、頭を抱えながら何かブツブツと独り言を喋っていた。累はそんな事気にせずに話を続けた。

「男の中に女一人とかお前運無いな」
「余計な事言うなよ、ってかお前の名前なんだ青パーカー」
「氷川累」

浩二は累に色々と言いたい事が有ったが、少し深呼吸して名前で呼ぶよう言うが、あっさり拒否されて、名前で呼ぶよう命令するも、反抗され、無理に終わった。

「頭痛い」
「大丈夫か? 氷、頭に当たるか?」
「誰のせいだと…… と言うか、氷川のせいで能力聞き損なっただろ、後々連携が必要になってきたらどうするんだよ……」
「連携なんて出来るわけないだろ」
「なら頼むから主導権俺に譲ってくれ、後で返すから」
「主導権?」

浩二はため息を吐きながら白い手帳を取り説明した。 世界 〇〇と言うとその人に主導権が行くと。

「世界色々出来るんだな」
「俺はまだ死なない自信と人選には自信あるから変わってくれ今すぐに」
「信用出来てないから無理」
「ソレ言われたらどうしようもねぇわ…… なぁリュート達、ちょっと話が」
「話、ですか?」
「あぁ、もう一人呼びたいんだが、リュート達の方が、ちゃんと聞いてくれんじゃないかと思って……」
「あぁ…」
「分かってくれるか雄介」

白い手帳を見つつ、累が何処へも行かない様に累を見ながら、誰を呼ぶか検討し、法王を呼ぶ事で決まった。そして半強制的に累に呼ばせた。

「えっと、ココは?」
「よっ、あの変な所ぶりだな心(しん)、心が落ち着く」
「ソレはそうと浩二、ココどこ?」
「コイツ呼びたかっただけだろ」
「偶々そうなっただけだ、大体、探索するならするで、お前悪魔っぽい奴殺してただろ、不安分子は少しでも無い方が良いだろうし」
「悪魔っぽいってか悪魔な」

そう言えばコイツ悪魔の奴ぶっ殺した後すぐに攻撃してきたよな、確か最初「墜ちろ」とか言ってきたっけ。

心は軽い目の自己紹介をした後、浩二に説明を聞き、浩二と小声で累について話をした。

「えっと… この人って確か、初日に色々言ってた…… 怖い人、だよね、火傷なんて有ったっけ?」
「無かった、後念の為聞いときたいんだが、俺含め二十人位しか居なかったよな、能力無効化とかも居なかっただろうし」
「初日に会わなかっただけとか? ほら黒髪の綺麗なお姉さんとか、少し年上のゴツいお兄さんみたいな人とかみたいに」
「帰ったら代わりに聞いといてくれ、俺は他の気がかり探すから」
「浩二って姉さんと同じくらい人使い荒いよね」

ーー後書き
最近点々書くの面倒なので外しました

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