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坊さん、かなぎ

りょうまが暗い顔をしていると隣に座っていたカウンセラーの坊さんであるかなぎが、りょうまを見ながら思った

(この方、何か大きな悩みがあるな、どうするか、声をかけるべきであろうか)

かなぎはしばらく考えこんだ

数分するとかなぎはこの若者に声をかけることにした

(ずいぶん暗い顔をなさってますね、大丈夫ですか)

いきなりそういわれたりょうまは驚きながら答えた

(あっ、はい、大丈夫です、ありがとうございます)

と言う

かなぎは言う

(私は寺で住職をしているかなぎと言います、私の寺では悩みを抱えている方にアドバイスをしていますよ、失礼ですが、かなりお疲れのようですね、ここであったのも何かのご縁と思います、よかったらあなたのお悩みを聞かせてもらえませんか、もしかしたらお力になれるかもしれません)

と申し出た。

ここ何年もりゅうまは神主さん以外とほとんど話してはいなかった。

だからものすごく優しくされて嬉しかった

思わず涙を流した

かなぎやユーゴは目を会わせると、りゅうまが泣き止むまで待つことにした。

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