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寂しいさは募る

一方、時間は遡り、幼稚園に向かうバスのなかで、カウカウさんたちは話をしていた。

カウカウさん

「しかし、ようすけくん、なんで今日はあんなに遅れたの」

ようすけくんはニヤニヤしながら自慢げに言いました。

「あーあのね、今日遅れたのは実は昨日届くはずだった最新のレンタル電動つき自転車が今日の朝届いたからなんだ」

それを聞いたカウカウさんとピースケくんは驚きながら言いました。

「最新のレンタル電動つき自転車」

二人はこの言葉でかなりのダメージを受けてしまいました。

時に子供たちは残酷なものです。
相手の心を徹底的に破壊しないと収まりません。
そうして、この世界の子供たちは修羅場の道を歩みながら進むのでした。

ようすけくんは追撃します。

「ところでさ、2人とも、最新の電動つき自転車って乗ったことある」

カウカウさんとピースケくんはなにやら危険を感じていました。

2人は言います。
ピースケくん
「僕は自分の三輪車ならもってるよ」

カウカウさん

「あっ、僕もある」

ようすけくん

「いゃ、三輪車なら僕もあるよ、でもね、家はさらにお母さん専用の子供が乗れる最新の電動つき自転車があるよ、君たちのお母さん、持ってる」

二人はだんだん寂しくなっていきました。

二人とも言います。

「持ってない」

ようすけくんは二人の心にこの時知らず、知らずにトラウマを植え付けてしまいました。

クラシヤーなお話はどんどんエスカレートしていきました。

ようすけくん

「そうなんだ、、まー、レンタルとはいえ、高いからねー最新の電動つき自転車は・・・・・・、それでね、あの電動つき自転車で僕は今度から幼稚園までこのバスでいかないでママと一緒に毎日景色を眺めなから幼稚園にいくことになったんだ、途中、コンビニによって、おやつを買うんだぜ」

ようすけくんは知らず、知らず、のうちに悪人な人になっていきました。

この後、ようすけくんはカウカウさんとピースケくんのなかが壊れてしまいました。

朝からカオスな展開でした。

一度、落とした信頼はほとんど回復することはありませんでした。

楽しいはずのバスは暗い影をお年ながらゆっくりとと進んでいきました。

なにも知らない熊さんの運転手は、今日も平和でみんな仲良しだなーと想いながらカオスな話をしてしているとは夢にも思いませんでした。

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