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偉大なる指輪

カオルは驚きながら言う。

「えっ、ちょっと、やめてよ」

だが、シュタイナーは真剣な顔で言った。

「魔界女王よ」

カオル

「ハイ」

みんなは沈黙していた。

シュタイナー

「あなたにはいまだに信じられない現実でしょう、しかし、残念ながらこれは現実なのです。真剣に聞いていただきたいがよろしいですか」

カオルは今日あった出来事を思い出しながらついに観念した。

カオルは「そうか、やっぱりこれは現実に起こったことなんだ、夢ならいいのにな」と思って言う。

「わかりました、シュタイナーさん、この現実を私は受け入れる努力をしていきます。それで、私に渡したいものって何ですか」

シュタイナー

「ハイ、これです」と言ってシュタイナーは立ち上がると、右手を天に伸ばした。

そして、呪文を唱える。

「遥かなる深淵の彼方にいます大いなる存在者よ、その大いなる力を解き放ち、再び地上へ現れよ、汝が再び偉大なる王に使えるために、その深き眠りより目覚めよ、我が声を聞きたるなら
再びこの地上へ現れよアーク」

シュタイナーが唱え終わると手のひらからまばゆい光が煌めきだした。

それはやがて輝きを失くし、一つの指輪が現れた。

カオルは驚きながらその素晴らしい指輪を見て言う。

「指輪」

シュタイナーは言う。

「そうです、この指輪こそ、遥か遠い昔に貴方に託された、ソロモンの指輪です。この指輪が貴方の運命を握るでしょう。

カオル

「ソロモンの指輪」

ソロモンの指輪はゆっくりと眠りから目を覚まそうとしていた。

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