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巨大な炎は言う。

(何者だ、我を呼び出すものは、覚悟は

出来ていような)

ゼスルはひれ伏していった。

(大いなる闇の魔王様、貴方をお呼びし

たのは私の願いを叶えてもらうためで

す、どうか、どうか話だけでも聞いて

ください、もちろん代償は用意してお

ります、ご覧ください、あそこにいる

少女を、あの少女こそ、レサイア帝国

の女王メイスニーです、あの少女の命

はあなた様の物、どうか話だけでも聞

いてください、お願い申し上げます)

とゼスルは言った。

魔王はゼスルとメイスニーをみてなに

やら考えていた。そして言う。

(我に願いを叶えて欲しいだと、たわけ

者が、お前ごとき虫けらの願いなど一

体誰が叶えると言うのだ、死ぬがよい)

と言って、魔王は攻撃体勢をとった。

だが、大神官ゼスルは怯みもせずに言

う。

(魔王様、私はこの世界をあなた様に統

治して欲しいのです、そして、この世

界を手に入れたあかつきには私を魔王

様の代理として、世界を納めたいので

す)

と言った。

魔王は攻撃体制を解いて考えてみた。

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