マツダシバコ

少年はシャツの襟に縫い付けられた象の刺繍が気に入っていた。
彼は象と始終一緒にいた。
実際に存在を知らない少年と象だが、彼らは深い友情で結ばれていた。
しかし、別れの時は近づいていた。
少年はその日が来ることに少しだけ気づいていた。

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更新日:2019年07月03日
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