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早沙希貴志

(ハヤサキタカシ)

  • あなたに会いたい 〜忘れられない人〜  外部URLを開く

    早沙希貴志

    《昔々、とある国に白く美しい髪を持った心優しい王女がいました》

     悲しみの歴史の中心にいる氷の王女、オフィーリア・バラク。
     これは、彼女がまだ、心優しい王女、オフィーリア・レヴィンだった頃のお話。

     王女が生まれた時代は、半端者への人々の偏見が強く、半端者や交ざり者を奴隷にしている貴族が何人かいる、そんな残酷な時代だった。
     そんな時代の中で王女が求めたのは、永遠の愛か、それとも永遠の悲しみか。

     そして、後に王となったカストル・レヴィンは、何故半端者の王と呼ばれるに至ったのか。

     あなたに会いたい。
     決して忘れられないその思いが、後に王女から笑顔を奪う。

     悲しみの歴史は、ここから始まっていた。

     これは、氷の王女と半端者の王の出会いの話。

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    早沙希貴志

    《昔々、とある王国に白く美しい髪を持った心優しい王女がいました。》

     国民に恐怖を与えた《半端者の王》と、それを倒して王位についた勇敢な王のお話。
     レヴィン王国には、そんなおとぎ話のような歴史が存在している。

     だが、現実の歴史がそんなに美しいはずがない。
     レヴィン王国には、誰もが忘れたがっている悲しみの歴史や、目を覆いたくなるような悲惨な戦争がある。

     次期女王となることが決まっている、王女セレナ・レヴィンは、この国に隠された恐ろしい歴史や、なかったことにされてしまった悲しい物語に、果たして何を思うのか。


     そして、悲しみの歴史の中心に存在する、《氷の王女》。
     心優しかった彼女は、なぜ氷の王女と呼ばれるようになってしまったのか。

     ただ、あなたに会いたい。
     そんな願いさえも踏みにじられた、哀れな王女の物語が
     
     今、始まる。

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