「ここは?」
目を覚ますと、乗っていたバスが、森の中で止まっていた。
そして外を見ると、緑色でブタ鼻の生物が、人間を喰っていたのだ。
逃げなければ。
そう思い、バスから逃げようとすると、俺は別のブタ鼻に見つかってしまった。
俺はそこで死を覚悟したのだが、次の瞬間、空中にいる事に気付く。
「これ転移したんじゃね?」
何故か転移スキルを得てしまい、俺はそこから逃走することに成功した。
そして俺は、ここが異世界だと確信する。
「……もしかすると、転移スキルで日本へ帰れるかもしれない!」
俺はすぐさまそれを試してみたが、日本へ帰ることは叶わなかった。
その後、ゴーレムと戦っていると、転移スキルの妙な使い方に気付く。
それは、離れた場所から、物体を引寄せる転移、逆に引き離す転移、という転移スキルの派生といえるような使い方だったのだ。
そして、無機物である小石を引き離すと、転移先にそれが現れた瞬間、爆散して範囲内の物をすべて破壊してしまったのである。
その妙な転移スキルを使い、なんとかゴーレムを撃退した俺は、ダンジョンコアの分身を名乗るフィギュアと出会い、人が住む城郭都市マイヤーへ案内してもらうことができた。
俺はそのフィギュアに、ナナイロと名付け、また会おうと約束をし、そこで別れた。
城郭都市マイヤーでは、とてつもない美人のハーフエルフ、猫の獣人の女の子、犬の獣人のおっさん達と出会い、俺は何故か冒険者になってしまった。
その後、彼らとの交流を深めていると、その街が何者かによって攻撃をされ、俺はその渦中に巻き込まれていくのであった。
現在朝の7時に毎日更新中です。
-
作品のキーワード
ログインすると作品の応援や感想の書き込みができるようになります。新規会員登録(無料)はこちら。
★を贈る
星を選択して「いいね!」ボタンを押してください。投票後、「いいね!を取り消す」ボタンを押せばいいね!を取り消すことが可能です。
感想を書く
感想を500文字以内で入力してください。入力した内容は作者の承認後、感想欄に表示されます。
通報をする
読者への感謝の気持ち