第14話「休憩&スケベ」
タカシとシェリーはアヘアヘダンジョンから5時間程歩いたところで目的地であるアグネスタウンへと到着した。この時既に太陽は沈んでおり、辺りは暗闇に包まれ、空の上では星空がキラキラと輝いていた。
「ふ~……やっと着いた~……疲れたね~……タカシ~……」
「ああ……マジに疲れたよ……疲労困憊チェケラッチョ……今猛烈にフカフカのベッドの上で寝たい気分だよ」
「私も同じ気持ち~……という訳でどこか1泊休める宿でも探さない?」
「賛成でござる」
2人は宿を探すべくその場から足を進めた。そしてそれから数分後に木造建ての小さな宿を見つけたので早速中へと入っていった。
「いらっしゃいませ~」
中へ入るとアフロのオッサンがカウンター越しから2人を出迎えた。
「すいません、1泊2名お願いします」
シェリーはアフロのオッサンにそう言った。
「かしこまりました、1泊2名ですね?では料金の方200Wになります」
「はい」
シェリーはポーチから200Wを取り出し、カウンターにスッと置いた。
「はい、200W丁度頂きますね、ではお部屋の方へご案内しますね」
タカシとシェリーはアフロのオッサンに部屋まで案内された。
「こちらでございます、それではどうぞ、ごゆっくりおくつろぎ下さいませ」
アフロのオッサンはそう言いながら2人にお辞儀をした後に再びカウンターへと戻っていった。そして一方でタカシとシェリーは部屋に入り、体に身に付けていた装備を全て外し、部屋の中に置かれていたセミダブルベッドの上にダイブした。
「ふぁ~!!フッカフカ!!超気持ち良い~!!あ!!ヤバい……!!一気に睡魔が……!!襲ってきた……!!お休み……タカシ……」
「お休みベイベースッポンポン……」
2人は部屋に入ってものの数秒で深い眠りについてしまった。
~翌朝~
「…………ん……」
タカシは目を覚ました。そして体をゆっくりと起こした。
「ふわぁ~……」
タカシは伸びをしながら大きな欠伸をした。すると隣にいたシェリーも目を覚ました。
「う~ん……よく寝たぁ……あ、おはようタカシ……」
「おいっす」
「どう?昨夜はよく眠れた?」
「うん、バッチリ、あ、そうだシェリー、昨夜言いそびれたんだけど宿代出してくれてありがとう、普通こういうのって男が払うとこなのに」
タカシはそう言いながらシェリーに頭を下げた。それに対しシェリーは、やや困惑する。
「ちょ、ちょっとよしてよ……!そんな頭を下げられる程の事なんかしてないよ私」
「いやいや、そんな事ないよ、マジで感謝」
そう言いながらタカシはさらに深く頭を下げた。するとシェリーはそんなタカシを数秒間見つめた後に彼の元に近づき、両手を彼の両頬にスッと添えた。
「ん?シェリー?」
「…………タカシってホント律儀で誠実だよね……ますます惚れ直しちゃった……そしてなんかムラムラしてきちゃった……」
シェリーはそう言った直後にタカシを押し倒した。
「ちょっ!?シェリー!?何を!?」
「……ンフフ♥️スケベしよ?」
「ええ!?こんな朝から!?」
「……嫌?」
「いえ、全然」
「じゃあ始めよっか♥️」
「うおおおおおおお!!!!エッチオブザドスケベセッ◯ス!!!!Fooooooooo!!!!」
2人は朝っぱらからスケベを満喫した。